元立寺の由来

室町時代の中頃に本願寺第八蓮如上人が、1476年から十年間信証院(現在の本願寺堺別院)に滞在されたことがありました。この折、船尾村村長の小田七右衛門は、上人の教化に深く感銘を受け、1491年に了明の法名を賜り、その上聖徳太子が彫刻された阿弥陀如来立像を寄進されたので、お寺を建ててお守りしようと考えました。

しかしながら七十歳を過ぎていたので、親しくしていた紀州性応寺の天間了慶にこの事を話したところ、大変喜んで末子の了導を行かせようという事になりました。了導は船尾村に来て、了明の娘と夫婦となり、了明の意思を継いで1502(文亀2)年3月5日に佛乘山元立寺を創建しました。

山号は船尾村にあった真言宗常楽寺の大乘山に因み、佛乘山としてその名を定めました。

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